記憶を強化するためには、どのような方法が効果的でしょうか?
今までさまざまな方法をご紹介してきました。
以前記憶力を強化するためには、記憶したことを人に説明することがとても効果的であることをすこしお話しました。
人に説明することで、自分が記憶したことが正しく理解できているかどうかがはっきりとわかります。
記憶を強化するためのこの他人への説明もやはり記憶術と呼ぶべき記憶法です。
なぜ、この他人への説明が、記憶力強化になり、記憶術と呼べるのでしょうか?
記憶を強化することになる説明について少し考えることは、記憶力向上にとても効果的です。
まず、説明を相手に理解してもらうためには、その内容を分かりやすく話す必要があります。
これは情報を分かりやすく、記憶しやすく加工する過程と似ています。
相手にわかりやすく、理解しやすく話すということを心がけるということは、自分でも理解しやすい形になるはずです。
それが記憶術の情報の整理や変更になるということです。
そして分かりやすく話すということは、必ず物語の形になっているはずです。
箇条書きのようなものをべらべらと話しても、相手は全く理解することができないはずです。
記憶すべきもの、たとえば歴史の年表のような情報を相手にそのまま話した場合のことを考えてみてください。
何年に何があったという情報のみを伝えるだけで、相手の理解など全くの無視。
これでは絶対に相手はあなたの説明を理解してくれたりはしません。
歴史の年表などの説明ならば、何年に何があったが、それはこれこれこういう理由のために起こった。
時代背景や、そのときの登場人物の心境など、さまざまな情報を織り交ぜて、物語のようになった説明をするはずです。
これも記憶力を強化するために、記憶したものを整理することになるのです。
人は単独で何の脈絡もない情報を記憶することは大の苦手です。
しかし、物語のようにストーリーのあるものは、流れの中でスムーズに記憶できるものです。
記憶力を向上させるためには、この他人に説明する過程で実行することがとても役に立ちます。
他人に説明する機会がない場合でも、説明するつもりで記憶を整理することは記憶を強化することにとても効果的です。
他人に説明する過程は記憶術としてとても有効なものなのです。