どんな文章を読むにしろ、まず大切なのは全体をざっと読んで、そこに書かれた内容を大まかに把握すること。
そして、自分が何を知りたいのか、何が書いてあるのかなど、質問を考えます。
その上で、文章全体をゆっくりと吟味しながら読み返していきます。
その質問に対する答えが必ず見つかるはずです。
その重要なところ、記憶しなければならないところは、マーカーなどでしるしをつけるのもよいでしょう。
しかし、その最初の情報整理がやはり苦手という方が多いのです。
それは、テキストに問題があるのかもしれません。
短い文章で書かれたもの、たとえば新聞のようなものを考えてみましょう。
新聞は、編集や文章構成で、簡潔に読める工夫がなされています。
ほとんどの記事はピラミッド型の構造になっており、最初の段落に記事内容の要点が述べてあります。
新聞は短い時間で読んで、情報を収集できるように工夫されているのです。
見出しと、最初の段落のみを読んでも、ほぼ要点はつかめます。
対してテキストに関しては、そのような読み方が難しいといえます。
総論的な導入部分から書き始め、徐々に論述を重ねながら読者を論点へと導くスタイルが多いのです。
そこで情報の整理をしっかりと出来るように、次に方法をまとめてみたいと思います。
1.タイトルや見出しを読み、その意味が理解できるか確認します。それからその後の記述の内容を予測しつつ、タイトルや見出しを別の言葉で言い換えたりして、情報を加工します。
2.小見出し、イラスト、図表の類をすべて丹念に見ます。テキストの重要事項を知るのに役立ちます。
3.章や節の導入部分となる数パラグラフ、最後のまとめ、章末に配されたすべての質問などをよく読みます。
4.各パラグラフの最初の一文を読みます。要点はたいていここにあります。
5.今までの作業を通じてどれだけ内容が身についたかを吟味します。章末の質問などに答えられるかなどで確認するのも良いでしょう。
6.ざっと拾い読みした内容を短く要約します。
7.さらに内容を詳しく読む必要があるのかを確認します。自分自身が知らなければならないことがあり、質問を作ることが出来るかどうかが基準です。
このようにして情報を整理していきます。
重要なことは見出し、小見出し、図表などで要点をつかむことです。
重要なことはテキストの2割の中にあります。
これをパレートの法則といいます。
2割以外は読まなくてもよいと気楽にかまえて、情報を整理してください。
その情報の整理が記憶術またを飛躍的に向上させます。